堆肥と撹拌機を知ろう

 日環エンジニアリング株式会社は、資源循環型社会構築のお手伝いのため、周辺環境を考慮し、高効率でコストパフォーマンスに優れた発酵堆肥化プラントのご提案と、オープン式撹拌機を中心とした様々な方式の撹拌機を取り揃え、製造・販売・アフターサービスを一貫して行なっている会社です。このページでは堆肥と撹拌機についてご説明いたします。

なぜ堆肥を作るのか?

 なぜ堆肥を作るのか?それは、ゴミ(有機廃棄物)を堆肥という資源へとリサイクルし、再利用できるからです!

 ゴミ(有機廃棄物)は大きく分類すると、2つに分類されます。

産業廃棄物(産廃) 工場や建設現場、農業施設などから出るゴミ
一般廃棄物 家庭から出る生活系ゴミ
オフィスや飲食店などから出る事業系ゴミ
し尿・生活雑排水
(例)生ゴミ、プラスチック、缶、びん、人間のし尿、等

 また、下のグラフをご覧ください。これは、環境省調べによる産業廃棄物の排出量のグラフです。環境省の平成18年度版循環型社会白書によると、平成15年度の産業廃棄物の排出量は約4億1,200万トンもあり、平成14年から微増となっています。
産業廃棄物の排出量の推移
(参考:環境省編 平成18年度版循環型社会白書)

 下のグラフは、一般廃棄物の総排出量と、1人1日当たりの排出量のグラフです。ごみ総排出量及び1人1日当たりの排出量のグラフ
(参考:環境省編 平成18年度版循環型社会白書)

 上のグラフから読み取れるように、平成15年度の一般廃棄物のゴミ総排出量は5,161万トン、1人1日当たりのゴミ排出量は1,106グラムです。ゴミの最終処分場の数は平成8年度以降9年間続けて減少しており、最終処分場の確保は厳しい状況となっています。
 そこで、ゴミのリサイクルが大切になってくるのです。

 今までゴミとして処理してきた家畜排せつ物や生ゴミ・汚泥を堆肥としてリサイクルすることによって、ゴミのカサを減らすことができ、環境にも役立てることができます。

堆肥撹拌機による堆肥の作り方

 ゴミの量を減らし再利用するためには、前述のようにゴミを堆肥にすることが必要です。では、堆肥はどのようにして作られるのか皆さんご存知でしょうか?

 堆肥の作り方は、以下の図のようになります。

堆肥の作り方
  • 混合
  • 堆肥の原料と水分調整材を混ぜます。堆肥を作るためには、微生物に堆肥の原料を分解してもらう必要があります。微生物の活動を促進するには適切な水分の調整(65%程度)が重要になってきます。これを調整するのがモミガラ、オガクズ、稲ワラなどの水分調整材です。水分が少なすぎると微生物の活動が抑えられ、多すぎると空気の供給が不十分となり微生物が繁殖しにくくなります。

  • 撹拌
  • 堆肥を作るためには、適度に撹拌して堆肥に空気を含ませることが大切です。堆肥の原料を分解する微生物は空気に含まれる空気を必要とします。よく撹拌しないと仕上がった堆肥は、発酵が進まず、悪臭を放つようになってしまいます。

  • 発酵
  • 60〜70度以上で発酵させることにより、害虫の卵や病原菌、雑草の種子を死滅させます。しっかり発酵させることで、害虫の卵や病原菌、雑草の種子が残っていない安全な堆肥を作ることができます。

  • 熟成
  • 発酵を十分にさせるため、60〜90日かけてじっくり熟成させます。


 こうしたプロセスを経て、安全で安心な堆肥が作られます。

 空気をうまく含ませることで微生物が堆肥の原料をスムーズに分解でき、発酵が十分に進んだ安全な堆肥を作ることができます。

日環エンジニアリングの撹拌機の歴史

 当社で初めて発酵堆肥化装置を開発したのは昭和48年でした。

 その頃の畜産は、畜産公害を問題視する傾向は少なく、自作農地に還元し処理していました。

 しかし、一部の畜産家は徐々に規模を拡大する傾向にあり、機械式発酵堆肥化施設が必要となってきていました。

エンドレス式発酵撹拌機

 その当時はエンドレス式撹拌機を主力製品として販売しておりました。

 昭和55年には糞散布装置を開発し局部投入式に加え、発酵中の堆肥に生糞を散布する装置を開発いたしました。

昭和60年に円型旋回式撹拌機を開発し、発酵槽の巾を広くすることにより、大幅な作業性向上を実現いたしました。

直線式発酵撹拌機

 平成6年には、施設面積を小さくする為、横型キルン式発酵機を開発いたしました。これは、比較的小規模の処理に適した装置であり、臭気拡散を抑制する特徴を持った製品です。

 平成7年には直線式撹拌機を開発し、今日までお客様のニーズに合った様々な方式の攪拌機を、ご提供してまいりました。


 しかし、これまで開発した様々な方式には利点も多い反面、更なる要望も存在しておりました。これらの要望は、お客様の不満足度につながることを認識し、これらの要望を実現した攪拌機、「オープン式撹拌機」を平成12年に開発いたしました。

 オープン式攪拌機は、管理が容易であり、不規則、不定量でも処理可能であり不定期撹拌もできます。又、送風目詰りも簡単に掃除可能であり、他の機種では真似のできない撹拌機であります。弊社では現在この機種を主力として、自治体の大型コンポストプラントから中小畜産堆肥化施設、産廃業者様のプラントなど、現在北海道から鹿児島まで約800箇所の実績をいただいております。

オープン式発酵撹拌機

 循環型社会で堆肥の製造によるリサイクルは大きな役割を担っています。

  日環エンジニアリングでは今後もより良い撹拌機を主としたプラントを開発・製造出来るように努力していきたいと思います。

 皆様からのご要望をお待ちいたしております。